髪や頭皮のニオイ、実は女性も結構臭いんです!頭のニオイの原因5つと対処法

 

女子たるもの、いつだって良い香りを身にまとっていたいものです。

 

特に「体臭」とは無縁でいたいですよね。

 

女性の中には、「自分は女性だから体臭や頭皮のニオイはそれほど無い」と思いこんでいる人も多いのではないでしょうか?

 

しかし残念なことに、女性の髪や頭皮は思っている以上に臭くなりやすいんです!

 

女性ホルモンなどの影響で、本来なら女性はそれほど頭皮や髪にニオイが出ないものなのですが、あることが原因で頭皮や髪は一気に臭くなってしまいます。

 

今回は、女性の髪や頭皮が臭くなる5つの原因と対処法をご紹介します。

 

頭皮から嫌なニオイがしてしまう原因には、生活習慣や癖が関係しています。

 

これからご紹介する5つの原因は、誰もがうっかりやりがちなことばかり。

 

自分もやっていないか確認しながら読んでみて下さいね。

 

1. 汗と皮脂が悪臭の最大の原因

頭皮の毛穴の中にも他の肌と同じように汗腺や皮脂腺があり、汗や皮脂が常に分泌されています。

 

汗や皮脂そのものにあまりニオイはないのですが、分泌された後にそのまま放っておくと、酸化したり雑菌が繁殖したりして悪臭を放つようになります。

 

これこそが頭皮や髪の嫌なニオイの原因です。

 

特に髪の長い女性や髪の量が多い女性の場合、頭皮の風通しが悪いために汗や皮脂は雑菌が繁殖しやすく、ニオイが出やすいのです。

 

汗や皮脂は特に何をしていなくても常に出ているものなのですが、以下のような習慣があると皮脂分泌量が増えて頭皮が臭くなります。

 

  • 油っこいものやレトルト食品をよく食べる
  • 煙草を吸う
  • ストレスをためやすい
  • 睡眠不足になりがち

 

などなど、生活習慣の乱れは皮脂分泌量を増加させて、頭皮が臭くなる原因を増やしてしまうのです。

 

頭皮の嫌なニオイを防ぐには規則正しい生活が重要!

 

ストレスや寝不足・喫煙は、皮脂分泌や体臭を抑えてくれる女性ホルモンを減らしてしまい、逆に男性ホルモンの割合が多くなります。

 

そうなると、男性ホルモンの持つ皮脂分泌を促進させる働きが強まり、頭皮がベタついたり皮脂が酸化したりして、頭皮のニオイがキツくなるのです。

 

このような原因による頭皮のニオイを改善するには、まずは生活習慣を正すことです。

 

ストレスはこまめに発散し、栄養バランスのとれた食事とし、きちんと睡眠を取るように心がけましょう。

 

喫煙は頭皮のニオイを強めるだけでなく、服や髪に煙のニオイも染み付くので、ニオイを気にする女性にとって良い事はひとつもありません。

 

喫煙習慣のある女性はなるべく煙草を減らすか、禁煙をおすすめします。

 

汗をかきやすい時期は体だけでなく頭皮の汗も拭きとるようにするとニオイが出にくくなります。

 

 

2. シャンプーの種類が合っていないのも頭皮が臭くなる原因

そもそもシャンプーは、髪の毛を洗うものではなく頭皮を洗うもの。

 

髪の毛についた汚れやニオイは水性のものがほとんどで、ぬるま湯でしっかり洗ってあげるだけできれいになってしまうのです。

 

ところが頭皮は、1日分の皮脂や汗がついたまま放っておくと、毛穴がふさがって健康な髪が育たなくなってしまいます。

 

それを防ぐために必要なのが、「シャンプーで洗う」ということなのです。

 

ここで注意したいのが、自分の肌質に合ったシャンプーを使っているかどうかです。

 

「汗・皮脂の量が多い人が洗浄力の弱いシャンプーを使う」と、汚れがしっかり落ちずに雑菌が繁殖しやすく、頭皮のニオイの原因になります。

 

逆に「汗・皮脂の少ない人が洗浄力の強いシャンプーを使う」と、頭皮のうるおいを落としすぎてしまい、うるおいを守るために皮脂が過剰に分泌され酸化し、これまた悪臭の原因になるのです。

 

自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶことが大切

 

洗顔料やクレンジングと同じように、自分の肌質に合うシャンプーを選ぶことが頭皮のニオイを防ぐ一番の方法です。

 

でもシャンプーってすごくたくさんの種類があって、どうやって選べばいいか分からなくなりますよね。

 

迷ってしまった時は美容師さんにシャンプーをおすすめしてもらうのが確実です。

 

美容室で販売しているシャンプーだと高くて悩んでしまうという時は、あまり勧誘や販売がしつこくない美容室で、シャンプー選びについて相談してみると良いですよ。

 

また、頭皮もお顔や身体の肌と同じように年齢を重ねるごとに状態が変化していきます。

 

20歳くらいの時は自分に合っていたシャンプーでも、加齢とともに頭皮が乾燥してくると合わなくなり、頭皮に負担をかけてしまうこともあります。

 

指で触ってみて頭皮に変化を感じた時は、肌の状態に合わせて化粧水や乳液を変えるように、シャンプーも変えてみて下さいね。

 

ノンシリコンシャンプーを使う女性は要注意!

シャンプーを選ぶとき少し注意は必要なのがノンシリコンシャンプーです。

 

頭皮や髪に良いとして人気のノンシリコンシャンプーは、毛穴のふさぐ原因になるシリコンを配合していないシャンプーです。

 

シリコンは毛穴をふさぎやすいというデメリットがあるものの、シャンプー中に髪の指通りを良くする役割があります。

 

シリコンが入っていないと髪がキシキシして頭皮を洗いにくくなるので、代わりに配合されることが多いのがオリーブオイルやアルガンオイルなどの美容オイル。

 

オイルはいくら肌にいいといっても皮脂と同じ油分の一つです。

 

きちんと洗い落とせないと頭皮に残ったオイルが酸化して悪臭の原因になってしまいます。

 

また、ノンシリコンシャンプーは天然由来原料のみを使用していることや添加物の少ないことを売りにしている商品も多いです。

 

こういった商品は、成分のほとんどが石けん素地やアミノ酸系界面活性剤などの洗浄成分でできていることが多く、洗浄力が強すぎて頭皮に負担をかけてしまいがち。

 

「添加物=肌に悪い」というわけではないので、アレルギーなどで使えないという理由がないのであれば、あまり無添加やオーガニックにはこだわらず自分の頭皮に合うシャンプーを探してみましょう。

 

ノンシリコンシャンプーについての詳細は、以前ご紹介したこちらの記事もご覧下さい!

 

 

3. シャンプーやリンスなどのすすぎ残しは雑菌繁殖の原因に

シャンプーやリンス、トリートメントがきちんとすすげず頭皮に残ったままだと、シャンプーなどに含まれる成分をエサにして雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮のニオイの原因になります。

 

また、シャンプーなどは洗い流すことを前提に作られているため、頭皮に残ったままだと頭皮の負担になり、健康な髪が育ちにくく抜け毛が増えてしまいます。

 

すすぎをささっと適当に済ませがちな方は注意しましょう。

 

シャンプー・リンスのすすぎは時間をかけて丁寧に!

シャンプーは髪の毛や毛先ばかりでなく頭皮もしっかりすすぐようにしましょう。

 

大体5分くらいシャワーをかけながらすすぎをすると、シャンプーの成分を頭皮に残さずすすげます。

 

また、リンスやトリートメントなどはぬるつきがなくなるまですすぐのが正しい使い方です。

 

少しくらい残っている方が髪がしっとりしてまとまりそうな気がしてしまいますが、リンスなどには毛穴をふさいだり肌荒れを起こしやすい成分がたくさん入っているので、きちんとすすぎましょう。

 

中途半端なすすぎ方をしていると背中ニキビの原因にもなるので気を付けてくださいね。

 

乾かした後もしっとりまとまる髪にしたい時は、アウトバストリートメントやヘアオイルを使うのがおすすめです。

 

 

4. ドライヤーでしっかり頭皮を乾かしていないと生乾きの嫌なニオイに

忙しい時、ついつい毛先や表面だけ乾かして家を出てしまいますが、その適当なドライヤーが頭皮の嫌なニオイの原因になります。

 

生乾きの服が臭くなりやすいのと同じく、生乾きの髪や頭皮は雑菌が繁殖してニオイの原因を作ってしまうのです。

 

ドライヤーは頭皮から乾かすのが正しいかけ方

ドライヤーをかける時は髪を色々な角度からかき分けるようにして、頭皮から毛先へ向かって乾かしていきましょう。

 

水は上から下へ落ちていくので、頭皮から毛先へと順番に乾かすことで全体が早く乾くようになって時間短縮にもなります。

 

また、頭皮から髪の毛全体をしっかり乾かしておくと、スタイリングが崩れにくく髪も広がりにくいという効果もあるので、髪を乾かす時は必ず頭皮から乾かすようにして下さいね。

 

 

5. 強い香りの重ね付けは不快なニオイになってしまう

 

女性もののシャンプーはけっこう強い香りのものも多いですよね。

 

洗い上がりや乾かしてからふんわり香る程度なら良いのですが、シャンプーの種類によっては時間が立ってからも強い香りが残るものもあります。

 

良い香りでもあまりにも強く香っていると、周囲の人にとっては不快なニオイになって「なんかこの人臭いなぁ…」と思われてしまうのです。

 

有名な話では、「良い香りのするジャスミンは大便と同じ香り成分からできていて、香りが強すぎると実はものすごく臭い」というものがあります。

 

どんなに良い香りでもキツすぎると嫌なニオイになってしまうという代表例ですね。

 

また、香水やヘアコロンなどをつけている人もいるでしょう。

 

この場合、さまざまな香りが混ざり合って変なニオイになってしまい、結果的に臭いと思われてしまう可能性があることも覚えておきましょう。

 

香りが強いシャンプーや香水の取り扱いには注意する

香りやニオイは毎日かいでいると慣れてきて、だんだん香りの強さが分からなくなってくるものです。

 

自分ではちょうどいい香りの強さだと思っていても、実はすごく臭くなっている可能性があります。

 

シャンプーは毎日使うものなので、余計に香りのキツさにマヒしやすいので注意しましょう。

 

自分で分からなくなってきた時は、はっきりと言ってくれる友達や家族にニオイについて聞いてみるのが確実です。

 

または、いつもと違うシャンプーを数日間使ってみてから元のシャンプーに戻すと、香りの強さや感じ方が分かりやすいので、不安な時はこんな方法も試してみてくださいね。

 

 

 

頭皮から嫌なニオイがしてしまう原因と対処法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

どれもうっかりやってしまいがちなものばかりですよね。

 

自分の髪や頭皮のニオイが気になった時は、ニオイの原因となる習慣や癖をやっていないか確認して、対処法を試してみてくださいね!

 

普段の生活から見直して、いつも良い香りの髪や頭皮でいましょう。

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